DIYをちょこちょこしていますが、素人なりに感じたことは、時間をかければかける程イイものが出来上がるということ。
ただ、家族がいるとなかなか時間が取れないのも現実。
そこで、少しの手間、時間でDIY作品が見違える費用対効果の高い技術を紹介したいと思います。
今回紹介したいのは、 ダボの使い方。
なかでも、木ねじの頭をダボで隠す方法を紹介したいと思います。
このように目立つ木ねじの頭を隠すことが出来ます。
細かいことですが、結構見た目が変わりますよ。
はじめに
ダボとは、木材同士をつなげる木の棒のことです。
繋げたい場所の穴をあけてはめ込み、木材同士を組むのはもちろん、細かい板を繋げて、大きな板にするなどの使い方もあります。
ただ、このダボ継ぎは結構面倒。
木材同士をダボのみで接合する方法だと、間違ったときの取り返しがつかないこともありますし、またそれなりに道具も必要です。
その点、木ねじで木材を繋げて、その木ねじの頭を隠す方法だと、ある程度のやり直しも可能で、しかも簡単です。
必要な道具
電動ドライバー
電動ドライバーは、木ねじを打ち込むときはもちろん、木工用ドリルで下穴を空けるときにも使います。
私のおススメは実際にも使っている、リョービの電動ドライバーです。
木工用ドリル
ダボと同じ大きさのドリル径でいいです。
なるべく小さい方がダボが目立たないので、 出来るだけ細いダボとドリル径をおススメします。
私のおすすめは6mmです。
スリムねじ
ネジには様々な種類がありますが、スリムビスや木割れ防止ビスと呼ばれるものがおススメ。
比較的薄い板や、割れやすい端の方でも板が割れるのを防止してくれます。
コーススレッドと呼ばれる似たようなビスもありますが、木割れを防ぐ仕様にはなっていないのでおススメしません。
長さや太さに注意して購入して下さい。
ダボ
ダボも様々ですが、先ほどの木工用ドリルで書いたことと同じように、細く、また同じサイズにして下さい。
ちなみに私は6mmを使っています。
ライフソークラフト
埋めた後のダボを切り落とす為の鋸です。
普通の鋸よりも、たわませることが出来るので、板に刃を押し付けてスレスレで切り落とすことが出来ます。
木工用ボンド
木工用ボンドはダボ穴を埋めるときに使います。
「速乾性」と「普通」がありますが、今回はどちらでも構いません。
ただ、これから揃える場合は「普通」の方が良いです。
作業中にいつの間にか乾いてしまって困るということが防げます。
サンドペーパー #400番
紙やすりは、ダボを鋸で切り取ったあとの段差を解消するときに使います。
ねじの頭をダボで隠す方法
下穴を空ける
スリムねじを打つ前に、ダボ用の下穴を開けます。
まずは場所を決めて、それから少しへこませるように印をつけます。
ポンチがあればいいですが、釘や桐、ドライバーの先でも良いです。
ドリルの入り方が安定します。
また、木工用ドリルにも印を付けておくことで、深く掘りすぎることを予防できます。
そして、マスキングテープを頼りに穴を空けましょう。
スリムねじを打ってダボを嵌める
下穴をあけたら、スリムねじを打ちます。
ある程度、深さに余裕がないとダボが入らないので注意してください。
そして、穴にダボを入れます。
私はボンドを使いますが、正直、ボンドを使わない方が間違った場合のやり直しがしやすいです。
ただ、ボンドを使って場合でもやり直しが出来ない訳ではないので、私はボンドを使っています。
ちなみにボンドを使ったほうが仕上がりは奇麗です。
ここはお任せします。
この後は、一晩乾かします。
ライフソーでダボを切り落とす
このライフソーをたわませて木材に押し付けることで、板スレスレにダボの頭を切ることが出来ます。
普通に切れば、板を傷つけることもありません。
ただ、心配な方は木材とライフソーの間に紙を挟んであげるといいです。
そして、このように奇麗に切れました。
このままでもいいですが、最後に400番のヤスリをかけてあげるとより奇麗になります。
完成
スリムねじの頭が見えるのも作品によっては味になりますが、流石に何か所もあるとうるさく感じてしまいます。
だからこそ、ダボでねじの頭を隠すことは重要です。
こうやって見ると、かなり違いを感じるのでやっぱり大事なことです。
まとめ
難しかったり、手間がかかったりすると思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
初めてでも簡単だし、馴れれば馴れるほど手間も感じなくなります。
少しの手間でDIYの出来栄えが見違えるので、おススメします。