突然ですが、皆さんは雪板というものをご存知でしょうか。
簡単に言えば、雪上サーフィン、金具のないスノーボード、雪上スケボーといった感じです。
いわば、ただの板に乗るだけなので、専用のブーツなどもいらず冬靴のまま乗れたりと、スキーやスノーボードに比べて格段にお手軽なゲレンデでのアクテビティです。
なにより、自分でも作れるということなので、早速作ってみました。
スノーボードのように自由に曲がることは出来ませんが、それなりに滑るので結構楽しいです。
また、雪板としてだけではなく、子供のソリとしても使えるので、大人も子供も楽しめます。
雪板とは
雪上を板一枚で滑走する雪板。
色々な呼び名があり、スノースケートと呼ばれたり、バインレス、ノーフット、フリーフットといった呼び方もあるようです。
スノーボーダーの新たな遊びとして、または雪国のスケートボーダー達の冬の遊びとして人気があります。
種類も豊富で、エッジが付いてみたり、下にスキー板のようなものが付いたりと、樹脂で出来ていたり、木製だったりと、多種多様です。
今回はDIYということなので、一番シンプルな木製のプレーンな雪板を作ってみたいと思います。
雪板の作り方
必要な材料
シナベニヤを使って、子供のソリにもなるように幅広の雪板を作ってみたいと思います。
材料は2.5mm厚で900mm×900mmを一枚のみです。
この1枚をホームセンターで大体半分に切ってもらい、2枚の板を張り合わせて作ります。
カットする際、木目を気にする方は気をつけて下さい。
あとは、お好みで紐をつけるかどうかですね。
ソリにしない場合は必要ないと思います。
また、ソリとしても使うため、スノーボードでいうデッキパッドや、スケートボードでいうデッキテープは付けていません。
必要な道具
電動ドリル、ビス、丸ノコ、木工用ボンド、ヤスリ、ニスやラッカーなどの表面保護剤。
あとは、固定するときに必要な、適当な木材が必要です。
あと、すぐにくっつかないように、ボンドは速乾性でないものを使います。
土台を作る
雪板の両端を曲げるために、土台を作ります。
適当な板に、木で段差を作って下さい。
この段差の上に板を置いて曲げていきます。
曲げたあとに少し戻るので、ちょっと曲げ過ぎかなと思うぐらいがちょうどいいです。
2枚の板を貼り合わせる
土台が出来たら、2枚の板を張り合わせます。
片面にボンドを塗りたくります。
その後ボンドを伸ばしていきます。
固定の方法がボンドだけなので、しつこいぐらいまんべんなく塗ります。
その後、角がズレないように張り合わせます。
先ほども書きましたが、すぐに接着されないように、木工用ボンドは速乾性を選ばないほうが賢明です。
板を固定して曲げる
張り合わせたら、用意した土台に固定していきます。
このように、ビスで端のほうを固定していきます。
ちなみに、端っこは切るので安心してビスを打ちまくって下さい。
こんな風に板の間に隙間ができないようにたくさん打ちます。
最終的にはこれぐらいのビスを打ちました。
負荷をかけ過ぎて、割れてしまっては元も子もないですが、出来るだけしっかりと固定しましょう。
固定出来たら、このまま24時間放置します。
固定してあったビスを外す
24時間たったのでビスを外します。
しっかりと曲がったまま接着出来たようです。


初めてなので不安でしたが、良かった…。
ただ、個人的にはもう少し先端のほうにカーブをつけたかったので、次回の課題にします。
カットして、形を整える
ここからは、丸ノコでカットしていきます。
まずは、ビスで止めた両サイドの部分を切り離します。
その際の幅はお好みです。
また、両端の形にも決まりはないので自由です。
私の場合は両端を丸く揃えるのが難しそうなので、あえて角をつけてみました。
両端こんな感じにしてみました。
ちなみに、ロープを通すための穴を開けたい場合は、この時点で開けるのをおススメします。
ヤスリとラッカースプレーでフィニッシュ
いよいよ最終段階です。
切ったところと、表裏の面をヤスリがけします。
そして、最後の仕上げの塗装です。
ニスがおススメのようですが、塗るのに自信がないため、ラッカースプレーで仕上げてみます。
遂に完成
ラッカースプレーの重ね塗りで、色に深みが出ました。
結構好きな見た目です。
また、実際に雪板やソリとして使ってみましたが、滑り心地も申し分ありません。
ソリとしては、よくあるプラスチックのソリよりも滑るので、子供も喜んでいます。
雪板としても、特に滑り止めをつけなくても、しっかり乗れます。
ただ、私の力量も関係あると思いますが、曲がることは出来ません。
デッキパッドや、デッキテープのような滑り止めを付ければ、また変わるかもしれません。
まとめ
雪板を体験したこともないのに、いきなりDIYをしてしまいましたが、思いのほかいい出来だと思っています。
ただ、いまだに正解がわからないので、既製品を購入して、自作の雪板と比べる必要を感じました。