数年前に購入した無印のテレビボードが飽きてきまして、あらたなテレビボードを探しています。
ただ、気に入るテレビボードはあるにはあるけど値段が高い…。
そこで、作ってみることにしました。
出来たのはこちら。
木材のみですが、材料費約4000円ととてもリーズナブルです。
せっかくですので作り方をご紹介したいと思います。
※2019年8月13日に公開した記事ですが、記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2021年5月4日に再度公開しました。
はじめに
今までよりも、かなり低めのテレビボードを作ることにしました。
また、イメージとしては、ミッドセンチュリーとかインダストリアルなテレビボードを作るつもりです。
とりあえず書いてみたのがコチラ。
幅は150cmで、奥行は40cm、高さは32.4cmです。
とりあえず、この寸法を頼りに材料を揃えていきます。
ちなみに、この画像はSketchUpというソフトを使っています。
無料で試せるので、気になる方はおススメです。
簡単な使い方も紹介しているので、よろしければコチラの記事をご覧ください。
必要な材料
針葉樹合板・構造用合板
本体部分の木材は針葉樹合板を使っています。
とても安い木材でありながら、キレイな木目が特徴の合板です。
強度や美観を考えた結果、針葉樹合板を2枚重ねて使おうと思います。
すべて12㎜厚の合板を使用しました。
ホームセンターでカットしてもらうのをおススメします。
<寸法>
縦1500㎜×横400㎜を2枚。
縦1476㎜×横400㎜を2枚。
縦200㎜×横400㎜を2枚。
縦188㎜×横400㎜を6枚。
パイン材
脚の部分は、パイン材です。
好みですが、杉などでもいいと思います。
すべて35㎜四方の角材を使用しています。
こちらもホームセンターでカットしてもらうのをおススメします。
<寸法>
長さ100㎜を4本。
長さ300㎜を2本。
長さ1130㎜を2本。
必要な道具
電動ドライバー
木ねじを打つためにドライバーが必要です。
人力だけで作るのは不可能ではないですが、電動ドライバーを強くおススメします。
ちなみに、私が使っているのはリョービのドライバーです。
サンダー
合板を研磨するのにサンダーが必要です。
針葉樹合板、または構造用合板は表面が粗いので、手作業はかなり辛いです。
これも、実際に使っているリョービのサンダーを紹介します。
スリムねじ
木材を繋げる為に木ねじを使用しますが、なかでも木割れを防止してくれるスリムねじをおススメします。
木工用ボンド
「速乾性」と「普通」がありますが、「普通」の方が良いです。
作業中にいつの間にか乾いてしまって困るということが防げます。
WATOCOオイル
表面処理にWATOCOオイルを使用します。
針葉樹合板・構造用合板は表面が粗いので、オイルで滑らかにする必要があります。
色はナチュラルを使用しましたが、お好みでどうぞ。
サンドペーパー
紙やすりではなく、より耐久性の高い布ヤスリをおススメします。
スプレー
黒色なら何でも構いません。
また、容量も通常の一本で十分です。
テレビボードの作り方
まずは塗装
この針葉樹合板は木肌があらいので、ある程度の表面処理が必要です。
私の場合は、WATCOというオイルを使ってウェット研磨で仕上げています。
ウェット研磨の方法はコチラの記事で紹介しています。
ヤスリがけだけでもある程度の仕上がりになりますが、オイルを塗るとよりスベスベになるので、おススメします。
終わってみれば、この作業が一番大変だったかも…。
内側の組立
構想や、オイルなどの表面処理はとても大変でしたが、ここからは簡単です。
針葉樹合板を2枚重ねて作るので、まずは内側を組立ます。
使用するのは、縦1476㎜×横400㎜を2枚と、縦188㎜×横400㎜を6枚です。
ボンドとスリムねじで組み立てます。
表と裏を気をつけて、常に奇麗な木目が見えるように気をつけて下さい。
とりあえず、内側の枠を完成させます。
次は、仕切りの板を組んでいきます。
仕切り板は事前にボンドで貼り付けて、十分に乾いてから使いましょう。
外側の組立
完成した内側に外側を組んでいきます。
合板の間にほんの少し隙間が出来ないように、しっかりとボンドを塗ります。
ただ、万が一隙間が出来ても、テレビなどの重いものを載せれば気にならなくなります。
脚の組立
次は、足の組立です。
作業中の写真を取り忘れてしまい、完成後の姿です。
ただ、組み立てるだけなので、作業自体はとても単純です。
強度が気になる方は、このように金具を取り付けるのもアリです。
金具を使わない場合は、スリムねじをしっかりと打ちましょう。
組立てたあとにスプレーで黒く塗れば完成。
面倒くさくて、見えるところしか塗らないのはご愛敬ということで…。
ちなみに、特に表面処理をしなくてもそれなりに着色します。
本体と脚部の組立
裏からスリムねじを打てば完成です。
ネジをしっかり本体に食い込ませてください。
完成
自分で作ったモノには愛着がわきます。
テレビはもちろん、観葉植物などを飾っても良さそうです。
まとめ
かなり構想を練った作品だったので、うまくいって良かったです。
木材のみの材料費だけですが、約4000円程で作れるのでおススメ出来ます。
追記①
使用して数年が経ちましたが、最近このテレビボードにあるストレスを感じるようになってしまいました。
それは、表面に感じる引っかかりです。
表面処理がまだ甘かったようです。
手で触ってみるとスベスベでも、ハタキ等で掃除をするととても引っかかりを感じます。
素人仕事ながら、念入りにヤスリをかけたり、オイルを塗ったりしたつもりだったので残念です。
個人的には、針葉樹合板は如何に安くても表面処理の労力がわりに合わないと思いました。
何か作るとしても、アウトドアで使用するものの方が無難だと思います。