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ソトとナカのモノやコト

災害で気付いたキャンプギアと防災グッズの親和性の高さ。実際に役立ったキャンプギア。

 

先日、北海道胆振東部地震が発生しました。

 

私も北海道に住んでいるので、少なからず地震の影響を受けました。

私の住んでいる地域は、幸いにも被害が少なかったので、数日の停電、数日の断水程度で済みました。

しかし、それでも普段の生活は全くできなくなってしまいます。

 

恥ずかしながら、防災の意識は低く、いわゆる防災グッズは用意していませんでした。

しかし、被害が少なかったこともあり、日頃から使っているキャンプ用品を使うことで、ある程度の対応は出来ました。

 

そこで気付いたのは、

「キャンプギアと防災グッズの親和性の高さ」です。

キャンプで使えるものは、防災グッズになりえます。

 

むしろ、いつ使うか分からない防災グッズを揃えるよりも、ある程度使う頻度の高いキャンプギアを揃えたほうが、コスパの面でも、また安全性の面でも優れているのではないでしょうか。

 

さらに言えば、いざというときに使い方がわからないということもなくなると思います。

 

今回は、実際に役に立った、もしくは今回で気付いた必要なものを、キャンプギアと防災グッズの親和性の高さという視点から、紹介したいと思います。 

なお、被害は少なかったので、かなりカジュアルな内容になるかと思いますが、だからこそ、敷居が低く揃えやすいのではないかと思います。

 



  

 

ジェントス・エクスプローラーSOL‐036C

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キャンプ用ではありますが、普段から読書灯として使っていたので、それが功を奏し停電時にもすぐに対応することが出来ました。

このランタンのミソは、単三電池(充電池も可)で動くところ。

実際に、災害時に買い出しに行った経験から言えますが、単一、単二は品薄ですが単三は比較的手に入りやすいです。

恐らく、一般的な懐中電灯などは単一、単二で使えるものが多いからでしょうか。

 

あと、小さなお子さんがいる場合、ガソリンランタンとはどうしても心配です。

安全で、また経験上手に入りやすい単三電池で使えるランタン、おススメです。

 

ちなみに、懐中電灯の光は直進性なので、ランタンとは違う使い方になります。

ビニール袋を被せれば、似たような使い方は出来ますが、あくまで非常用です。

懐中電灯持ってるよって方でも、ランタンは必要だと思います。

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イワタニ・カセットフー(BO) EX

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アウトドアでも使えるカセットコンロです。

これもキャンプで使っています。

自宅でも使えるようにと買いましたが、まさか防災で役に立つとは思いませんでした。

 

最近はオール電化の家庭も多いですが、電気が止まるとお湯も沸かすことが出来ません。

電気は比較的復旧が早いですが、都市ガスが止まってしまった場合、復旧には時間がかかることもあります。

私自身、IHを使っているので、このカセットコンロはとても助かりました。

 

ちなみに、災害時にカセットコンロを買い求めている方の姿を結構見かけました。

品切れにならないように平常時に揃えるのをおすすめします。

 

 

番外編 

パナソニック・急速充電器単3型・単4形BQ-CC57

キャンプギアってわけじゃないんですが、キャンプギアとしても防災グッズとしても幅広く使えるのでお勧めしたいです。

実はこれの旧版を持っていてます。

 

ただ、別に壊れてもいませんが必ず買う予定でいます。

なぜならUSB充電機能が付いているから!

スマホが充電できるんですね。

充電器としてはもちろん、モバイルバッテリーとして使うことも出来ます。

 

普段でも、スマホの充電がなくなると悲惨な状況ですが、被災時において充電がなくなるというのは、場合によって命に直結する問題になることもあります。

停電時にも充電できる用意が必要です。

単三電池に対応しているので、さっきのランタンとも良いコンビになると思いますよ。

 

 

ソニー・ハンディーポータブルラジオICF-P36  

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停電時、テレビが見れないときは、ラジオしか頼りになるものがありません。
なにしろ、スマホは連絡手段としてバッテリーを残しておきたいですしね。
 
このラジオを選んだ決め手は単三電池で使えることです。
さっき紹介したランタンと電池を共用できるのがいいんじゃないかと思います。
 
あとはソニー製だということでしょうか。
全幅の信頼ってわけじゃないですが、安かろう悪かろうのメーカーを買うよりは安全でしょう。
なにしろ、いざというときに使えなかったら意味がないので、それなりのものを買う必要があると思います。
 

ちなみに、防災ラジオなどの手回し充電機能で、スマホを充電出来る商品がありますが、あんまり良いレビューは視ませんでした。

 

また、何か1つに機能を集約させると故障のときが不安です。

ガス、電気、水道とライフラインを分散させ、もしもの時のリスクを減らすように、防災グッズも、リスクを分散させる必要があると思います。

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その他に役立つもの

今回は使う場面がなかったものの、防災グッズとして役立ちそうなキャンプギアと列挙していきます。

 

・テント

(外の避難所などで。)

・寝袋

(冬の災害時に。)

・クーラーボックス

(生モノなどの一時避難場所等。)

・ウォータージャグ

(断水が予想されて場合の等の飲み水の確保に。)

・紙皿

(洗い物に水を使うのがもったいない場合。)

・割りばし

(同上。)

 

ここらへんでしょうか。

かなりの災害でないと使わなそうなものもありますが、実際に災害現場では使われている実績もあるようなので、備えとして必要かもしれません。 

 

改めて検証してみると、キャンプギアと防災グッズにはかなりの親和性がありました。

非日常を生活するということを考えれば、当たり前かもしれません。

 

とりあえず、ランタン、カセットコンロ、充電池セットはそれほど高価なものもないので、まずは揃えてみてもいいんじゃないでしょうか。

これぐらいだったらキャンプしなくても買いやすいでしょうし。 

なにしろ、実際に被災してみて、これがあるとないとでは全然違うということを実感しています。

 

これは、とても軽い被災状況の私でも感じたので、より被災してしまった方はなおさらでしょう。

 

あの時に買っておけば良かったとならないことを願っています 。